¡Hola! ¿Qué tal?
“Trick or treat?”
こんにちは!
みなさん楽しいどうぶつの森ライフを送ることができていますでしょうか?
どうぶつの森で10月といえば・・・
そう!ハロウィンですね!!
あつまれどうぶつの森(あつ森)でもどうぶつの森ポケットキャンプ(ポケ森)でも10月はハロウィンに関連したイベントが開催されています。
そしてハロウィンといえばこの方、パンプキングさんです。(以下敬称略)
今回の記事ではパンプキングの英語名”Jack”について、考察していきたいと思います。
“Jack”×「かぼちゃ」ということで由来は…もう想像がついた方も多いと思いますが、英語圏でどのように受け止められているのか確認していきましょう!
そしてなぜパンプキングがそのまま英語名にならなかったのかについても考えていきます。
※英語勉強中のため、少しの知識と主観で解説します。それでも大丈夫という方、よかったらゆっくりしていってくださいね!!
パンプキングとは
日本ではパンプキングと呼ばれていますが、そもそもパンプキングの由来は何でしょうか。
たぬきちと違ってパンプキングは日本風の名前ではありませんよね。キングは英語です。日本風だったら「かぼちゃ王」といった名前になるかもしれません。ハロウィンというイベントが海外から輸入されたもので、世間に浸透しているからこそ、パンプキングというそのまま英語になりそうな名前を付けることになったのかもしれませんね。
パンプキングはパンプキンとキングで構成されており、パンプはパンプキン”pumpkin”(かぼちゃ)、キングはキング”king”(王様)です。これら2つの単語の頭文字をとってつけられています。このような言葉をかばん語(portmanteau)というらしいです。
“pumpkin”とはOxford Learner's Dictionariesによると、下記の通り定義されています。
‘a large round vegetable with thick orange skin.’
つまり、厚いオレンジ色の皮をしている大きな丸い野菜のことを指しています。パンプキングの頭はオレンジ色をしていて身体に対してとても大きいかぼちゃなちっくなので、バッチリ定義とも一致していますね!
「オレンジ色」というのも一つのポイントで、欧米では日本のスーパーでよく見かける緑色の皮をしたかぼちゃのことを”pumpkin”とは呼ばないようです。
※日本でよく見かけるかぼちゃは”kabocha squash”とか”winter squash”と言います。
※欧米以外の英語圏には緑のかぼちゃを”pumpkin”と呼ぶところもあるようです。
“king”についてはどうぶつの森の設定でパンプキングはハロウィンの王様ということをゲーム内で自称しているので純粋に”king”をかけているものと思われます。
パンプキングの英語名Jackの意味
パンプキングはハロウィンの王様であり、ハロウィンの際に飾り付けられている定番のかぼちゃにそっくりの顔をしています。ハロウィンのときに飾り付けられているかぼちゃの中には暗くなるとランタンのように光るものがありますよね。それを”Jack-o’-Lantern”(ジャック・オ・ランタン)と言います。
・・・以上です!
たぬきちの英語名”Tom Nook”と違って、パンプキングの英語名”Jack”はいたってシンプルな成り立ちとなりました。
※ジャック・オ・ランタンはケルト系文化色の強いアイルランドやスコットランドに伝わったといわれていて、伝統的にはかぼちゃではなくカブで作っています。アメリカ大陸に渡ったときに、アメリカ大陸ではかぼちゃの生産が盛んだったため、カブからかぼちゃに代替されたと言われています。
※そもそもジャック・オ・ランタンがジャック・オ・ランタンと言われるようになった伝統的なハロウィンの神話に”Stingy Jack”というキャラクターが登場するようです。Wikipediaでストーリーが紹介されていましたが…なかなか強烈な方です。気になる方は下記リンクからどうぞ。
※ジャック・オ・ランタンを作るオレンジ色のかぼちゃはあまり食用にしないようです。
ハロウィンといったらかぼちゃ、かぼちゃといったらジャック・オ・ランタン、かぼちゃの頭をしたキャラクターでハロウィンにまつわるキャラクターだから”Jack”と名付けられたのが濃厚ではないでしょうか。
シンプルですが、ハロウィンのキャラクターとして海外でも親しみやすい名前だと思います。
しかし…パンプキングは”pumpkin”と”king”のかばん語であることは先に説明しました。パンプキングの由来自体は英語です。したがって、パンプキングの名前は”Jack”ではなく”Pumpking”という名前だったとしてもおかしくはないように見えます。
なぜ、わざわざ”Jack”という名前に変更したのでしょうか。
なぜパンプキングではなくJackなのか
これを考える手助けになりそうなものにどうぶつの森世界での設定があります。
「パンプキングとは」でも言及しましたが、日本においてパンプキングはハロウィンの王様を自称しています。かぼちゃ+王様ということでパンプキングになっていることは見てきたとおりです。
しかし、英語圏で”Jack”は自らのことを”king of Halloween”と名乗っていないのです。実は”czar of Halloween”と名乗っています。”czar of Halloween”を直訳するとハロウィンの皇帝となります。英語圏では”king”ではなく”czar”と名乗っているんです。となると同じようにパンプキン”pumpkin”と組み合わせた場合パンプツァール”pumpczar”となんとも読みにくい名前になってしまいます。ポーランド語にありそうな組み合わせですよね。
どうして”king”ではなく”czar”を使用しているのかについては諸説ありますが、ここでは1説紹介したいと思います。
皆さんは“Jack Skellington”を知っているでしょうか。邦題『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』に登場するジャック・スケリントンのことです。1993年公開のミュージカルアニメーション映画で、原案原作はティム・バートン氏によるものです。この映画の中でジャック・スケリントンはハロウィン・タウンの王様として登場します。どうぶつの森のパンプキングと同じように“Jack Skellington”は”King of Halloween”を自称しているみたいです。さらに、ハロウィン・タウンの住人からは「パンプキン・キング(かぼちゃ畑の王)」と呼ばれているようです。
原題”The Nightmare before Christmas”は1993年に公開されており、ブランドとしてはディズニーに分類されます。初代どうぶつの森の発売が2001年なこともあり、英語圏で”pumpkin king”と言えば”Jack Skellington”であるということが既に浸透していたことが考えられます。英語圏のどうぶつの森で”Jack”が”king”ではなく”czar”と名乗っているのは意図的にディズニー作品との区別を行うためである可能性があります。
Jackまとめ
パンプキングの名前に“Jack”が採用されたのはハロウィンでおなじみのオレンジ色のかぼちゃランタンであるジャック・オ・ランタンが背景にありました。
パンプキング”Pumpking”でも通用しそうなのに、”Jack”に名前を変更している理由については、どうぶつの森の世界でパンプキング自身が語っている「ハロウィンの王様」のセリフの違いから考察しました。
日本語では「ハロウィンの王様」ですが、英語では”king of Halloween”ではなく”czar of Halloween”と名乗っています。ここには先に公開されていた”The Nightmare before Christmas”に登場する”Jack Skellington”の設定”king of Halloween”と被らないようにする意図があった可能性があります。また、パンプキングという名前についても”Jack Skellington”が”pumpkin king”という属性を持っているので、パンプキングよりも”Jack”の方がよりハロウィンを表す名前としてぴったりと考えたのかもしれません。
実は他にも頭がかぼちゃのキャラクターで”Jack”という名前のキャラクターが存在します。
例えばジャックパンプキンヘッドといえばオズの魔法使いの続編に登場するかぼちゃ頭のキャラクターです。こちらから連想された可能性も捨てきれません。
以上パンプキングの英語名”Jack”についての考察でした。
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それでは¡Hasta Luego! また別の記事でお会いしましょう:)